「全力で回復」に続いて回復話第2弾です。ウエイトトレーニングというものは、筋肉を鍛えるのは当然ですが、
同時に神経系統も鍛えられます。ベンチプレスを例にすれば、最初は「胸を意識して」と言われても難しかったの
が、やって行くうちに胸の筋肉が運動している事をはっきりと意識できるようになります。いわゆる「効かせる」事が
上手くなるわけです。ちなみに男性より女性の方が「筋肉を意識する」事は苦手のようです。女性がダンベルで
エクササイズとかやっても「肩じゃなくて腕が痛い」とか言い出すのは神経系統が男より未発達だからです。
腕相撲においても男は「腕に力を入れろ」と言われるとすぐ出来るのですが、女性はこれが出来ない方が多い。
反対に「力を抜いて」と言われると女性の方がスンナリ抜けるようです。皆さんの道場でも、同じ初心者を比べても
女性の方の動きがスムーズだったりする事が多いのは結構見かけると思います。

やや話が脱線しましたが、トレーニング歴が長くなればなるほど「効かせる」事がうまくなるので、同じベンチプレス
50キロでも、初心者のそれと上級者のそれでは筋肉に与える疲労度が違うのです。管理人は昔、文字通り「鍛え
まくる」男でした。ウエイトだけで週5回やった事もあります。それに加えて道場で稽古してるわけですから疲労は
すごい物がありましたが、「鍛えまくってるから良い筈だ」と思ってたんですね。しかし、ある日猛烈にだるくなり、
気力が無くなってしまいました。いわゆるオーバーワークに陥り、焦った管理人は様々なトレーニング書籍を読み
始めました。そこで初めて「上級者になるほど、トレーニング頻度は落とさねばならない」事を知ったわけです。

今まで週5回やっていた事を週2、3回に落とすのは、何だか弱くなってしまいそうで抵抗がありましたが、頻度を
落としたところ、回復のサイクルが十分に取れ、返ってパワーも増しました。「全力で回復」でも書いたように、
とにかく熱心にやっている人ほど「回復」させる事を悪と思うようになりがちですが、「回復」も立派なトレーニング
の一つです、現在お疲れ気味の方はトレーニング頻度の見直しをしてみてはどうでしょうか。

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