長い時間動き続けられるスタミナは重要ですが、ただ単にスタミナを付けるのではなく、
身に付けたスタミナをいかに効率よく使うかも考えなければなりません。
初心者の方がスパーリング等ですぐに息が上がってしまうのは、技術的な事を抜きにすると
動きの際に呼吸を止めている事が多いからです。
呼吸を止めて動いていれば、疲れるのは当然です。従って呼吸のタイミングを体で覚える必要があります。

もちろんラッシュしている時などは呼吸は止まっていますが、技を出す度にグッと息を止めていたら
あっという間に息があがってしまいます。しかし、スパーリングでも息があがっていない最初のうちは
呼吸を止めている事に気づかずに夢中でやってしまうため、後半になって一気にスタミナ切れを起こすわけです。
ではどうしたら効率よく呼吸のタイミングを覚えられるのかというと、少々荒療治ですが走り込んで息が
あがっている状態のまま即座にスパーリングもしくはシャドーを行うと良いと思います。
この時は息があがっているわけですから、回し蹴りなんかやると正直相当にキツイです。
普段から息を止めて動作をする癖のある人は、この状態だと本当に苦しいはずです。
しかしこの状態でやるからこそ、無駄に息を止める癖が矯正されるのです。
何故なら走り込んだ直後はとても息を止めて動けるような状態ではないからですね。

こうする事で「疲れない呼吸」が身に付いていくわけです。
また、初心者の方は基本稽古の時に一本ごとに息を止めて、顔を真っ赤にしてやっている人がたまにいますが、
これはもっとも良くない癖の一つだと思いますので、早い段階から意識して直しましょう。


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