よく言われる「使えない筋肉」とは何なのか、管理人も一時期考えていた事があります。
結局、ウエイトトレの動作と実際の競技での筋肉の使い方が違う事から来ている言葉だと思います。

ウエイトトレの場合、ウエイトを持ち上げる動作は「なるべく反動を使わず、筋肉に効かせるように」と
本にも書いてある事が多いです。ちなみに反動を使う挙げ方はチーティングと言われます。
しかしながら実際の格闘の際には、殆ど全ての動きがチーティングです。
パンチを出す際に手だけを突き出す人はいませんし、蹴りにしてもそうです。
つまりウエイトトレと格闘動作は完全に相反する動作が筋肉に要求されるのです。
このため「ウエイトをやると手打ちになる」という意見が出てきたと思われます。

そこで格闘技のためのウエイトトレでは、チーティングを使いまくり、筋肉を反動を使って動かす事を
体に覚えさせるのが良い、と書いてある本も出るようになりました。
で、管理人も一時期この方法を試した事があるんですが、正直言って思ったほど格闘技に直結するとは
感じませんでした。格闘技よりも「反動をつけてウエイトを持ち上げる動作がうまくなる」だけではないかと
思ったわけです。個々の筋肉も発達しませんし、パワーもそんなに増しませんでした。
まあ、チーティングはウエイトを挙げる事が目的であって効かせるのは二の次なんで当たり前と言えば
当たり前なんですが。

結論としてはウエイトトレはやはり筋肉に効かせてパワーアップを計り、そのパワーアップした筋力を今度は
技術練習で体の反動を使ったキレのある動きにしていけば良いと思います。
ただ、スタミナ的には筋量が増加すると、脂肪が増えてキツイのとはまた違った感じのキツさが来るので
持久力を養う練習も並行して行いましょう。


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