フルコン空手は顔面パンチ禁止の流派が多いため、首をしっかり鍛えている方は意外と少ないようです。
首は人体の中でも非常に大切な部位であり、鍛える事により身体能力のアップを図る事ができます。
まず、顔面に蹴りもしくは突きをもらった場合にも首の筋肉が強いと耐える事ができます、さらに首は重い頭を
支えているためか、首を鍛えると軸が安定するような気がします。
軸が安定すると、余計な動作が少なくなる為、結果としてスタミナのロスを多少は防げるのではと思っております。
接戦の場合は、ほんの僅かなスタミナの差が明暗を分けるので、少しでもスタミナを温存するためにも首を
鍛えまくりましょう。

さらに重要な事は、丈夫な首はあらゆる運動においてパワーを発揮する際に、必ず必要になります。
ムチ打ちになった経験がある方は居ると思いますが、ムチ打ちの際に上段回し蹴りや後ろ回しなんて出来ない
ものです。また、ウエイトトレも殆ど無理です。恐らくウエイトを挙げようとするだけで激痛が走ると思います。
つまり、首は運動を行う際に必ず必要になるわけです。某フルコン空手王者がその昔に、「首が太い奴とは
喧嘩するな」と後輩達に言っていたそうですが、これは「首が太い=パワーがあって強い」事を認識していたので
はないかと思われます。

それではどのように首を鍛えれば良いのでしょうか。首は特にウエイト器具が必要無く、比較的簡単に鍛えられる
部位であります。ベッド、あるいはテーブルやちゃぶ台でもいいのでその上に横になり、顔を外に出します。
見た感じ、断頭台にかかる人のような感じになります。その状態で首を上下動するだけです。負荷が足りない
ように感じられたら、自分の手で頭を押さえつけて負荷を付けましょう。これをうつ伏せ、仰向け、右向き、左向き
でやれば、首の全ての筋肉が鍛えられます。ジムに行っている方ならプレートを頭の上に乗せて手で支えながら
首を動かしましょう。効かせるポイントは首を上げる時よりも下げる時、つまり筋肉が伸展する時に負荷を感じる事
を意識するとかなり効きます。

しかしながら首はデリケートな部位であり、怪我すると大変です。あまり過剰な負荷はかけずに、慎重に行うよう
にして下さい。また、終わった後に首をグルグル回すのも駄目です。首の筋肉が疲労しているので、頭を支えきれ
ずにグキッといくかもしれません。終わった後はゆっくりと首を伸ばし、十分に筋肉をほぐす様にして下さい。

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